ホームページを見てくださった方へ(校長よりごあいさつ)
令和5年4月
校長の福島美菜子と申します。出雲養護学校のホームページをご覧くださりありがとうございます。
出雲養護学校は知的障がい教育部門、肢体不自由教育部門、病弱教育部門(児童心理療育センターみらい入所児童生徒対象)のある、出雲圏域に唯一の特別支援学校です。
① こんな学校を目指します(グランドデザイン)
グランドデザインとは学校の基本構想です。グランドデザインをとおして、出雲養護学校をこんな学校にしていきたいというビジョンを、学校に関心のあるすべての方と共有し、よりよい学校づくりに生かしていきます。
地域の方々と出雲養護学校の連携する大きな目的は「共生社会の実現」です。

② 今年度の学校の取組について
今年の重点テーマは「オンリーワンを見つけよう~探究的な学びをとおして地域とつながろう~」です。子どもたち一人一人の良いところ・好きなことを大切にした取組を行います。そして、探究的な学びと「地域」を結びつけた学習をすすめます。
本校では、学習指導要領の改訂にあわせ、この3年間本校で育てたい資質能力について段階的に重点をおいて取り組んできました。
(下表参照)
年度 | 重点テーマ | 育てたい資質能力 | 授業からのアプローチの方策 |
2 | 仲間づくり | 学びに向かう力・ 人間性 | メタ認知を高めることで、困難に負けず主体的に取り組む力を育てよう |
3 | 個性を生かした仲間づくり | 知識・技能 | 知っていることと新しいことを結びつけ、他の学習や生活の場面でも活用できる知識を獲得しよう |
4 | カラフル~個性を生かして地域とつながろう~ | 思考力・判断力 | 身近な課題を見つけ、知っていることを活用しながら、必要な情報を集めて考える経験を重ねよう |
5 | オンリーワンを見つけよう | 表現力 | 学んだことを表現し、対話をとおして学びを深めよう |
今年度は、「学んだことを表現する」こと、そして表現したことについて「対話」することで学びを深める取組に重点を置いてすすめていきます。昨年度の実践の成果から、学びを表現し周囲の人と対話することをとおして、思考を深め次の課題を見つけていくという学びのスパイラルが、本校の子どもたちにとって有効であることがわかりました。「対話」を難しく考えず、「質問」したり「感想を伝え」たりすることから始めます。どんな質問が子どもの思考を深めるのか、どんな感想が次の学習意欲につながるのか等について、試行錯誤していきます。そして、この「表現」や「対話」にぜひ地域の方々に参画してもらい、学校の中だけでは知り得ない知識を得たり、心が震えるような体験をしたりして、興味関心や意欲を高め、学びを拡げたり深めたりしていきたいと思います。
出雲圏域に一つしかない特別支援学校としての専門性を高め、地域とともにある学校を目指します。
③ だれにでもわかりやすい文書について
出雲市は世界各国のみなさんとのつながりを大切にする先進的な地域です。本校でも、保護者の方への文書はなるべく「やさしい日本語」を使用して、伝わりやすくしていきます。そのため、時候の挨拶等は省略いたします。お願い等の表現も簡潔にします。ご理解をよろしくお願いいたします。